ヴァリアブルローラーのガチエリアでの基本的な立ち回りについて
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動画解説も行っていますので、時間のある方はこちらをどうぞ!
均衡状態でのお勧めの立ち回りは?
ヴァリアブルローラーの均衡状態での立ち回りは、
「ガチエリアを塗りながら味方を支援する」
「敵に自分を狙わせる」
というふうに、いろいろな仕事を同時にこなしていくことが大切です。
そのうえで「スペシャルを溜めて、ミサイルと同時に前へ出る……」といった動きが“鉄板ムーブ”になります。
ただ、この鉄板ムーブを行うためには「ガチエリアを塗りやすいか?」というのが一つ大きな条件になります。
マテガイ放水路はガチエリアを塗りづらいステージ構造
マテガイ放水路は、ガチエリアを非常に塗り切りづらいステージ構造です。
これはエリアが2つに分かれているうえ、エリア付近の形が複雑なことに起因しています。
かといって塗り切らないとカウントが進んでいかないし、カウントを進めないと敵に「相手はエリア管理を徹底している」という圧力をかけることができません。
なのでこのステージは、ヴァリアブルローラーにとっては非常に弱い、言い換えれば「普通の鉄板ムーブでは勝てない」ステージになっています。これをまず理解しておきましょう。

左右のどちらかから塗るムーブは強いのか?
ヴァリアブルローラーを使う場合、大体の人が右から縦振りで塗るか、左から塗るかのどちらかになるかと思います。


ただ、「左か右かのどっちかの通路にずっといる」というムーブは、ヴァリアブルローラーにとっては弱い動きだということを認識しましょう。
なぜかというと、片方から塗っていると、いくらヴァリアブルローラーだからといってもエリアを取り切れないからです。
斜めから縦振りで塗ってもいいのですが、エリアの位置関係の都合上、塗りが荒くなってしまってなかなか取り切ることができません。
そうなんです。どうしても向こう側から敵が塗り返してきてるのに対して、効果的に塗り切れないような状況になります。
片側の通路に居座って、ずーっと縦振りをしているだけだと負けますね。
このムーブは勝てないと思っていいです。
マテガイ放水路はマルチミサイルも刺さりづらい
さらに言うと、マテガイ放水路はマルチミサイルもそこまで刺さらないステージです。
なぜかというと、敵も後ろの足場を塗ったうえで正面からエリアを塗っているからです。
マテガイ放水路は、エリアの後ろ側が広いステージになっています。

つまり敵からすれば、この状態で正面からミサイルを吐かれても、キューバンボムをポイっとエリアに投げておいて牽制し、いったん後ろに下がってミサイルを避けたらもう1回出てくる……という動きで済んでしまうんですよね。
そうなんです。なので、こちらがミサイルを吐いても難なく後ろへ下がって避けられるんです。
そうなると、ヴァリアブルローラーお得意の「ミサイル吐いて前に詰める」という動きをやりづらいわけです。
後ろに下がられちゃうと距離があるので詰め切れず、さらに適当にボムをポイッと投げられると、前に詰められなくなってしまいます。
そもそも前に出るための通路が狭すぎるし、詰めるルートが限定されすぎているせいで、「ミサイルで詰める」をしても向こうが距離感を調整して回避できてしまうんです。
敵からすれば下がって置き撃ちもできますし、チャージャー等の長射程ならミサイルをかわして、左の高台から射線を出しておく、なんてこともできるでしょう。

そうなると、ヴァリアブルローラーが頑張って前に出ようとしても、エリア内でデスしてしまいます。
つまり、ヴァリアブルローラーの鉄板ムーブである
・エリアを塗り切りながらカウントを進めて、敵に塗り返しを必死にさせる
・自分を狙わせる
・ミサイルを撃って味方をカバー&自分も詰める
といった「たくさんの仕事を同時にして、スペシャルで前に詰めるきっかけを作るムーブ」のすべてができません。
エリア関連もできず、ヘイトも買いづらい。
スペシャルで前に進めることもできない、アタックもできない。
さらには、味方のカバーもしづらいです。
左右のどちらかにいても、真ん中の通路や柱で分断されてしまっているので、事実上反対側が“運任せ”になってしまいますよね。
仮に自分がひとりで頑張って片側のエリアを維持していても、反対側の味方がやられてしまえば、52ガロンとかクアッドホッパーなどの機動力の高いブキがすぐ裏側に回ってきてしまいます。

そうなると自分も裏からやられて、結果的に両方を制圧されてしまう……というわけです。
弱い動きやNG行動は?
先ほども話したとおり、基本的に「片側からエリアを塗ろうとする動き」はおすすめしません。特に右側は、ヴァリアブルローラーにとってすごく弱い位置になります。

マテガイ放水路だとよくやりがちなのですが、片側からエリアを頑張って塗ろうとしても、結局塗りかえされます。そうしているうちに、いずれ押されます。これは左右共通ですね。
そのうえで、右側はエリアが塗れることは塗れるんですが、強ポジではないです。正面にチャージャーやカニタンクが立っていたら下がるしかなくなります。
無理やり敵が被弾覚悟で詰めてきた場合も、右側広場のような場所では、ヴァリアブルローラーが撃ち合っても高確率でやられてしまいます。
そのとおりです。
下がってしまえばエリアの維持もできないし、そうなるとヴァリアブルローラーの立ち位置としては、めちゃくちゃ弱い位置になってしまいます。
均衡状態でおすすめのポジションは?
おすすめは中央のバルーン手前ですね。
ちょうど中央、ステージの真ん中くらいまでは出ていきたいところです。

ヴァリアブルローラーの強みは、縦振りの塗りです。縦振り1回で試し撃ち場のライン5本分くらい、チャージャーの射程と同じぐらいのところまで塗れます。
この射程を活かしてエリアを塗り、かつ敵の足元を奪っていくには、中央まで出る必要があるんです。
そうです。たとえば敵がエリアの奥(柱の左右の部分)にいるとして、左手前から縦振りでエリアを塗るとします。この場合、エリアを塗れることは塗れるんですが、相手の足元までインクが届かないので圧力がかかりません。

敵からすれば足場も取られませんし、そんなに怖くないですよね。
でも中央まで出ると、奥の左右にいる敵の足場が取れて、エリア管理もできます。

そもそもヴァリアブルローラーの強みは、エリアを塗りながら敵の足元を奪って、塗りとキルの両方に心理的圧力をかけられることです。
エリアの奥にいる敵からすると、「自分の後ろ側が敵インクで塗られている状態」というのは非常に危険なんですよね。
敵からすれば、敵が詰めてきたり、マルチミサイルが降ってきたりしたときに足場が悪いと、
①逃げなきゃいけない
↓
②後ろ側が塗られてしまっている
↓
③逃げれない
↓
④事故ってデスする
となるわけです。
この状態を相手に押し付けないと、ヴァリアブルローラーの存在価値がすごく下がってしまいます。
ヴァリアブルローラーに慣れていない方ほど、前に出るのが怖くて後ろから塗ってしまいがちなのですが、被弾覚悟で中央まで出ないと、このステージは活躍できません。
そうですね。
なので、バルーン手前の位置は、すごく大事なポジションとなります。狙われやすい位置なので、足元にトラップも仕掛けておきたいですね。

中央で戦えば敵のヘイトを集められて、味方も前に出やすくなる
向こうからしたら、中央の目立つ位置にヴァリアブルローラーがいると狙いたくなりますよね。攻撃もされますし、ボムもいっぱい飛んできて、かなりヘイトが集まります。

ヴァリアブルローラーを使う上で覚えておいてほしいのですが、このブキは
「ヘイトを集めてないと仕事ができてない」
って言っても過言じゃない、ということです。
言い換えれば、「安全な位置から塗ってるだけ=ヘイトが買えていない」ってことなんです。
自分がヘイトを買えていないということは「味方にヘイトが集まってしまう」ということになります。
そうなると、味方が前に出られなくなりますよね。
ミサイルが強いステージなら、リスクを取るよりも「我慢して塗って、ミサイルを基点にした方がいい」という決断ができます。
ただこのマテガイ放水路は、ミサイルが弱いせいでこのムーブも弱く、実質「なにもしてない」ってことになってしまうんです。
塗ってるだけだとエリアも塗り切れないので、中央バルーンからエリアを塗りつつ、エリアの奥にいる敵の足元も奪って圧をかける。
そうすることでミサイルの事故率も上がりますし、敵が圧力を感じて後ろに下がってくれるので、エリアが取り切れます。

右上の敵を常に警戒する
右上にいる敵には特に注意です。
右上のガラス床の高台からは狙われやすいので、敵の位置を常に意識しましょう。

敵が高台から顔を出してる時は倒せる場合もありますが、ちょっと後ろに下がられちゃうと縦振りしてもなかなかキルが取れません。
なので、エリアや周りを塗りながら、相手が出てくるのを誘いましょう。
「俺ここやで!今チャンスやで!」って見てないふりをして、常に画面の右上を見ておくんです。そして顔を出した瞬間に「ハイ見てます!」と攻撃してキルしましょう(笑)。

そうです。結局、安全な場所で下がって塗っていても、何も仕事をしていないことになって負けてしまいます……。勝つには前に出て、こういうギリギリの戦いを仕掛けるしかないですね。
中央で戦うメリット

中央のバルーン手前まで出るメリットは2つあります。
ひとつはさっき言ったように、奥まで塗れることです。縦振りで敵にダメージを入れたり、相手のプレイヤーの後ろ側まで塗ったりすることができて、より圧力をかけられますよね。

もうひとつは、右と左両方一人でちゃんとケアできる、という点です。
右側に立つと、通路に阻まれて左側の状況がわからず、味方を助けようがないですよね。そうなると、崩壊したあとに気付く……ということになりがちです。
ですが、中央にいれば、左から無理やり前に出てきた敵も倒せます。敵からすると一確で倒されてしまう距離なので、こちらは中央で振っているだけでも圧力がかかります。
自分もかなり際どい位置なんですが、敵に対してはすごく圧力の強い位置でもあるので、ここで頑張りましょう!
言い換えれば、「ここで死なないように立ち回れるようにならないとマテガイ水路では活躍しづらい」と思ってください。
そうなります! ぜひ、中央で戦えるプレースキルを身につけていってください。
・左右のどちらかから戦うのは弱く、エリア管理や圧かけ、ヘイト集めなどの仕事もしにくい
・中央バルーン手前に陣取れば、左右のエリア管理・圧かけ・ヘイト集めが可能!
・中央で戦うには視野を広く持ち、危険予測ができるプレースキルを身につけよう!
抑えでお勧めの立ち回りは?
抑えは何パターンかあると思うんですが、右奥の敵高台まで行ってしまうのはあまり強くないと思います。

潜伏して待っておいて1キルだけ取るくらいはできますが、距離を取られた時にできることが少ないです。ボムもないので、敵高台を維持できるかと言われると維持はしづらいですね。
しかもこの位置だと、長射程が遠くから狙ってきた時にどうせ下がらなければいけなくなります。このような見晴らしがいい場所では、ヴァリアブルローラーは強くないです。
どちらかというと、「入り組んでいてクリアリングしづらい場所」が強いですよね。
抑えの立ち回り①:中央の「柱」周辺で左右と高台を抑える
そうですね。ひとつ強いポジションとしては、中央奥の「大きな柱」の周辺があります。

この柱を遮蔽物として利用して、リスポーン側から出てくる敵をキルする……という手法です。
柱の左右どちらかでキルを取ったら柱の手前に下がって、また出てきた敵をキルする、という流れが作りやすいですね。


また柱の手前にいれば、上の高台も見れます。横振りで上にいる敵を攻撃できるので、柱付近で立ち回るのはけっこう強いと思います。

ただ、自分が先頭にいる場合、この柱周辺に居続けることはできません。敵が一気に2~3人来た時にはどうしても下がらざるを得ないですね。
抑えの立ち回り②:左広場で潜伏キルを狙う
柱付近が使えない場合は、左奥の広場がおすすめの抑えポジションになります。


ヴァリアブルローラーの鉄板の抑え方に「リスポーンと反対側の位置に潜伏して出待ちをする」という方法があります。
マテガイ放水路の敵のリスポーン位置は右側になるので、右側から復帰する敵が多いですよね。逆に左側から復帰してくる敵がいた場合、1人で出てくる可能性が高い、といえます。
ヴァリアブルローラーは「高台の真下、かつ1対1の戦い」なら勝てるブキなので、リスポーンと反対側の復帰人数が薄くなる場所に強いです。
このとき、トラップを高台の真下に仕掛けておきましょう。

トラップを仕掛けて潜伏しておくことで、油断した敵を潜伏キルしたり、降りてきてトラップに引っ掛かった敵を追撃する「キルコンボ」も狙えたりします。
これはヴァリアブルローラーの鉄板の抑え方です。
・左の高台の真下にトラップを仕掛けたうえで潜伏
・敵が油断して降りてきたら1確で倒せる
・倒しきれなくともトラップ+メイン攻撃のコンボでキルが取れる
こういう抑え方をする場合、下手するとボムよりトラップのほうが強かったりします。投げなくてもいいので。足元に設置するだけなので、相手にバレにくいですよね。
ミサイルで右側の交戦場所を援護する
左側でキルを取ったあとは、右側に向けてミサイルを撃つムーブが強いですね。

右にミサイルを大量投下することで、右側で2対2、3対3などで戦っている味方を援護できます。右側でもキルが取れれば相手を抑えられて、どんどんカウントが進みます!
「高台下で潜伏キル」「ミサイルでカバー」という鉄板ムーブに加え、
・柱を使って左右に圧力をかける
・自分のメインでキャリーキルをする
という抑えの動きができると強いですね。
右奥まで入り込むのはそこまで強くない

ただし、抑えでも右奥まではいかなくていいかなと思います。ちょっと広すぎてやられがちなので。
ワンチャンス、高台上だけ狙うというのもアリですが、そのあとは柱手前のポジションに戻ってきたほうがいいでしょう。
中央通路付近のように、入り組んでいてすぐ逃げられる場所は強いですね。詰めてくる敵を段下から横振りで返り討ちにする、というムーブがしやすいです。

抑えポジションにはトラップを置く
抑えるときは、常に近くへトラップを仕掛けておきましょう。
トラップを踏ませて45ダメージ与えておけば、たとえ1確が入らなくても55ダメージ当てれば倒せます。

ヴァリアブルローラーの横振りは100以上のダメージが出ない、いわゆる「カス当たり」になるときも結構あるんですよね。そういうときにトラップであらかじめダメージを入れておけば、カス当たりでも倒せるようになります。
はい、そうです!抑えのターンではものすごくトラップが活きてきます。
なので、抑えのときは必ず近くにトラップを2個仕掛けておきましょう!
・中央奥、柱の手前で復帰した敵をキル
・左奥広場、高台下にトラップを仕掛けて潜伏→キルを狙う
・マルチミサイルで主戦場(右側)の味方を援護
・抑えポジションには必ずトラップを2つ仕掛けよう!
打開でお勧めの立ち回りは?
打開で左側から行くのは、あまりおすすめできません。
そもそもマテガイ放水路は、打開がすごく難しいんですよね。
左側から出る選択肢もゼロではないとは思いますが、金網の真下ぐらいまで手前に入られていた場合、ミサイルを吐いて降りたとしてもできることが少ないです。構造上、手前処理も難しいですよね。

なので、左側は味方に任せて、右側サイドから手前に入っている敵に向けてミサイルを吐きましょう。

ミサイルを吐いた瞬間に敵が後ろに下がったり、右側に流れてきます。このとき左側から味方が詰めてくれているので、自分は味方とミサイルに追いかけられている敵を背後から倒しましょう。


ヴァリアブルローラーは正面からバレバレの位置から戦いに行っても、できることが少ないブキです。なので、マテガイ放水路みたいな遮蔽物が少なくて、広場構造が多い場所では、「裏取り気味な打開」の方がおすすめですね。
そうです。なので、ミサイルを忘れないようにしましょう。
必ずミサイルを吐いて、手前の2~3人をロックオンして……という動きが必須です。
ミサイルを撃ったら中央付近で待っておいて、後ろに下がってきた敵をメインでキルする。こういった動きができれば、打開がスムーズになります!
人数有利がつくれたらエリアを取って、打開完了です。
・左側からの打開はできることが少ない
・ミサイルを溜めて右側から打開する
・敵が流れてくる位置(右手前広場~中央)に陣取る
・味方やミサイルから逃げてきた敵を、後ろからキル!
他のステージの立ち回り解説もよろしくお願いします
はい、こちらこそありがとうございました!
他にも、全ステージのガチエリアでのヴァリアブルローラーの強い立ち位置やスペシャルの使い方などについて、解説記事と動画を出していっています。
下記の一覧から各ステージ別の研究記事も是非ご覧ください!
<ガチエリア×ユノハナ大渓谷>ヴァリアブルローラーの立ち回り解説
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<ガチエリア×ヤガラ市場>ヴァリアブルローラーの立ち回り解説
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